出雲 一人旅

2021.10中旬 島根県出雲市へ

 

サンライズ出雲にて出発。

寝台車といえば、私の記憶に残っているのは、小さいころ祖母と二人で祖母の実家の山形県酒田市に行った時のこと。夏の暑いときで、二段ベッドの一つに一緒に寝たが、クーラーなどなくて暑くて寝られず、祖母と電車の先頭?に行き涼んでいたことを思い出す。

 

今回はその山形行きから半世紀以上経ち、豪華?な個室での旅行だ。

部屋のタイプは色々あるが、「シングル個室B」という部屋を確保。

部屋の鍵も暗証番号付きで安心。

室内は大きな窓とカウンター付きベッドに縦長ミラー。

スリッパ、パジャマ、寝具、ヒーター、ラジオ、コンセント、時計付き。

飲食に関しては食堂車や社内販売はないので事前に用意してから乗車。

 

熱海からは約10時間弱の旅だが、ここち良い揺れの中眠りにつき、目覚めてからは車窓からの景色を見ていたらあっという間に到着でした。

(夜中にかなり揺れて驚きましたが)

 

朝6時半ごろ朝焼けが綺麗。

岡山で四国へ行く車両と半分に切り離し。

その後はひたすら内陸を日本海へ向かって走り続け、米子を出ると

宍道湖(しんじこ)を見ながら朝10時、JR出雲市駅へ到着です。

 

余談)

「サンライズ出雲・瀬戸」詳細についてはYou tubeに動画を挙げている人が多数います。

個室やそれ以外についても色々なタイプがあるので興味のある方は調べてみてください。

   

14日朝10時 JR出雲市駅到着

 

出雲神社へは駅前から直通バスも出ているようですが、今回は歩いて1分ほどの所にある「出雲電鉄」の一畑電車で出雲神社へ。2両編成の電車でコトコト。

出雲神社駅は駅舎がレトロで可愛かった。

 

出雲神社に行く前に徒歩15分程の所にある稲作の浜で砂を取り、神社へ。

砂は出雲神社にある素鵞社の砂と交換します。

交換した砂は自宅に持って帰ります。

土地や人、邪気を払うなどのご利益があるそう。

 

昨夜から食事をとってなかったので神社前にあった出雲そばで一息。

小さい器に入ったそばが3つ付いた「割子そば」を食べて元気復活!

割子そばはめんつゆをそばにかけて食べます。そば粉10割ですが、とても滑らかで

美味しかった。

 

念願の出雲大社へ。

縁結びの神様で知られる大国主命を祀る神社で有名ですが、人々を取り巻くあらゆるつながりのご縁を結ぶものとして、全国から多くの人が良縁を求めて訪づれるそうです。

境内は広く、拝殿のほかにも見るところが沢山あります。

今回は平日で人も少なかったけど修学旅行生のグループが沢山いました。

子供達が楽しそうに見学している姿はとても健全でこちらも元気をもらえるようで嬉しい光景でした。

 

そして、11月は日本中の神社の神様が集まってくる神在月で出雲神社では祭事があるようです。

 

14日 午後 出雲から一畑電車と山陰線を乗り継ぎ、玉造温泉へ

 

宿に入る前に温泉街奥手にある「玉造湯神社」へ参拝。

ここは1000年以上の歴史ある神社だそうです。

天皇陛下の即位の礼に使われる三種の神器の一つの勾玉はここで作られたとか。

 

今晩お世話になったお宿は玉造温泉にある「清風荘」。

こじんまりとした和風の旅館です。

玉造温泉は源泉かけ流しで全国でも美肌の湯で有名だそう。

無色透明のまろやかな湯でした。

 

夕飯は部屋まではこんでくれるのでリラックスして食事を楽しめました。

食事はどれも美味しく、目にも美しい懐石料理。

日本海にも近く、特に隠岐の島でとれた新鮮で濃厚な牡蠣には感激しました。

15日 玉造温泉から山陰線で安来(足立美術館)~米子駅~空港バスで米子空港

 

ドジョウすくいの安来節で有名な「安来駅」からシャトルバスで足立美術館へ。

横山大観をはじめ著名な日本画家、童話挿絵画家の作品の展示。

近くでみると繊細な筆使いや色使い、構図などに触れられることができた。

そして何より日本庭園。見事に手入れされた枯山水庭園。日本人ならではの繊細さを感じた。そして一枚の写真には収まり切れない巨大な絵画を見ているようでした。

 

今回は見たい所が何か所かあったので事前に電車の乗り換えや時刻は何度も確認。

その為、旅行中は時間が気になってしまったが、初めて乗る電車や場所に行くのはとても新鮮で楽しかった。

 

家人へのお土産は島根県の日本酒とワイン。(by Eribooz)